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中学校・高校教員となって活躍する卒業生

ニュース

生命科学部で教員免許状を取得し、教員となって活躍している卒業生の方々の声を紹介します. 

中学校・高校教員

  1. 東京都足立区立渕江中学校 教諭(理科主任)稲葉 剛 さん  
  2. 東京都私立中学・高等学校 教諭 相亰  里奈 さん  
  3. 福岡県福岡市立中学校 教諭 阿部 良明 さん  
  4. 東京都足立区立中学校 教諭 稲葉 剛 さん  
  5. 神奈川県立秦野養護学校 教諭 幡野 仁哉 さん
  6. 駿台甲府高等学校 教諭 前田 泰明 さん
 

『お仕事紹介』セミナー

教員となって活躍する卒業生の声を聴くセミナーが開催されました。



講演の様子

 平成24年5月21日に卒業生である幡野さんによるお仕事紹介のセミナーが開催されました。幡野さんは平成24年3月に大学院修士課程修了し、現在特別支援学校で教員として勤務しています。セミナーでは、業務紹介を中心にお話ししていただき、特別支援学校について知ることができました。また、教員採用試験の対策、大学院在学中にやっておいたら良いこと、在学中から現在までの気持ちの変化などをざっくばらんにお話していただきました。さらに、参加者に事前に質問事項をあげてもらい、その質問にも丁寧に教えていただくことができました。教員になろうと考えていた人だけでなく、学部生、大学院生にとっても、大変良い刺激となりました。
 
「科学への探究心を育み、常に生徒に寄り添う教師をめざしています。」


稲葉 剛 さん

私立春日部共栄高等学校出身
2010年3月 生命科学部卒業
2012年3月 生命科学研究科 博士前期課程(修士)修了
東京都足立区立渕江中学校 理科主任

教育実習をきっかけに教師という進路を選択。 

教員という進路を本気で考えたのは、大学4年次の教育実習がきっかけです。授業や行事を通して生徒たちとふれあい、彼らのイキイキとした表情を見たときに、大きなやりがいを感じました。研究の道に進むことにも魅力は感じましたが、それ以上に、教え子の成長を見つめて得られる充実感が大切なものに思えたのです。現在は3年生の担任を受け持っています。責任も大きいですが、学校行事などをやりきった時の達成感と、それを生徒たちと分かち合える喜びは格別です。めざしているのは、常に生徒に寄り添って考えられる教師。そのスタンスだけは絶対に曲げないという信念を持って頑張っています。

生徒達に実験を通して理科のおもしろさを伝えたい。
 理科主任として心がけているのは、科学への探究心を刺激するような授業。実験を積極的に取り入れ、「なぜこういう結果が出るのだろう」と考えることで、理科のおもしろさに触れてほしいと願っています。「理科が好き」という生徒の声を聞くと、教師としての喜びと手応えを感じますね。もちろん最初からすべてうまくいったわけではありません。1年目は指導力不足もあり、私自身が授業を楽しめなかった時期も。そんなとき、東薬の研究室生活を通してあきらめずにやり抜く姿勢の大切さを学んだことが役立ちました。

幅広い学びができる東薬だから将来の道もしっかり選べた。

 多岐にわたる授業や多彩な研究室、取得できる資格の豊富さなど、将来に向けて様々な可能性を見いだすことができる点が、東薬の良さ。幅広い分野を見ることができたからこそ、その中から教職という道を選ぶことができました。先生方も心から応援してくれ、採用試験の勉強と研究の両立に苦労していた時期も親身に相談にのってくれました。一人ひとりに理解のある環境だったおかげで、就職活動も研究もやり遂げることができたと感じています。
 
転職を決意し教員に。「進みたいと思った道を諦めないで」


相亰 里奈 さん

2007年 環境生命科学科(現応用生命科学科)卒業(環境応答生物学、現環境応答植物学研究室)
2009年 東京大学大学院 農学生命科学研究科 農学国際専攻 修士課程修了
東京都私立中学・高等学校 教諭

教室での指導の一コマ

 私は現在都内の中高一貫校で理科教員をしています。しかし、初めから強く教員志望だったわけではありません。もちろん理科、特に生物は小学生の時から好きでしたが、逆に修士課程まで生物を学んできたからこそ、就職は広く一般企業を受けようと思っていました。
 研究開発職も含めた幅広い業界で就活し、社会人最初の2年間はSEとして働きました。理科とは無縁の職場でしたが、システムという論理的な仕組みを設計したり、自分でコーディングしたプログラムを動かしたりする経験は一生の財産になると思います。またみっちり受けた新人研修も私が働く上での大事な基礎となっています。
 転職を決意したのはやっぱり理科が好きで、仕事として理科という教科に少しでも関わりたいと再認識したからです。会社員時代の仲間から「理科の先生に向いてるんじゃないか」と言われたことも背中を後押ししてくれました。
 教員生活は決して楽ではありません。まず朝が早いですし、授業以外にも校外学習の引率や部活、学校説明会など仕事は予想以上に多岐に渡ります。先生一人が生徒に果たせる役目はそう多くはないかもしれませんが、「なるほど!」という時の生徒の表情は何にも変えがたいものがあります。 私がみなさんに伝えたいことは、何事も始めるのに遅すぎることはないということです。10年以上企業に勤めて、教職についた先生も私の周りにはいらっしゃいます。やりたいという気持ちと行動力があれば、道は開けます。進みたいと思った道を諦めないで下さい。
 
毎日が勉強の日々!!      

阿部さん
阿部 良明 さん

平成24年 環境生命科学科(現応用生命科学科)卒業(環境応答生物学、現環境応答植物学研究室)
福岡県福岡市立中学校 教諭

 私は現在、福岡市の中学校で教員として働いております。今は3年生の副担任として教材研究や部活動の顧問、体育会に向けての準備に勤しんでいます。
 私が教員になろうと思ったのは3年生の時で、3年の後期から勉強を始めました。周りが就職活動や院試の勉強をしていく中で、周りと違う勉強をするのはなかなか大変でしたが、東薬で出会った沢山の友達や先生方のおかげで私は自分の夢を叶えられたと思います。。
 生命科学部の中で教員を目指している人に私が伝えられる事は、教員はとっても大変な仕事だがそれ以上にやりがいのある仕事だという事です。見知らぬ福岡の地で出会った沢山の先輩方や生徒達は宝物です。いつか東薬から福岡市の教員が出るのを楽しみにしています。
 
一つのことを粘り強くやり抜くこと、
組織の中で協力することの大切さを学べたことが大きな財産です

稲葉さん

稲葉 剛 さん

平成24年 大学院修士課程修了(環境応答生物学、現環境応答植物学研究室)
東京都足立区立中学校 教諭

稲葉さんの部活動指導

部活動指導の一コマ

 私は今、東京都足立区の中学校教師として忙しいながらも充実した毎日を送っています。中学校での職務は、教科指導や生活指導、部活動の指導など多岐にわたり、教師生活が始まって一月の現在はまだまだ分からないことだらけですが、子どもたちと過ごしている日々は多くの喜び・感動があります。私は3年生を担当していますが、今は運動会練習が活発になり始め、さらに修学旅行、そのあとには定期テストが控えており、経験のない私は期待も不安もいっぱいです。
 さて、中学教師をやり始めて感じていることは、特に研究室生活を通して学ぶことができた、一つのことを粘り強くやり抜く姿勢や、組織として動く姿勢が大きな財産になっているなということです。職場においても思った通りにいかないことが多々あります。しかし、あきらめずにやり抜くことでいい方向へと導くことができますし、分からないこと・悩んでいることを一人で抱えずに先輩方に相談したり、同期の人と助け合ったりすることで、一人では困難なことも解決できるのだなと実感しています。
 生命科学部に所属している皆さんの中にも、教職に興味を持っている人がいることでしょう。ぜひチャレンジしてみてください!様々な可能性が東薬にはあります。先生方は精一杯支えてくださいます。仲間と助け合い、先生に相談し、自分を信じて大切な学生生活を充実したものにしてください。
 
教員を目指す皆さんへ
教員としての心構え ~すべては研究から~


 幡野さん

幡野 仁哉 さん

平成24年 大学院修士課程修了(環境ストレス生理学、現環境応用動物学研究室)

 平成24年3月に環境ストレス生理学研究室を修士として卒業しました。神奈川県ならびに愛知県の高等学校理科教員としていずれも採用されましたが、特別支援学校の人事を拝命し、現在、病弱教育重度重複障害部門で中学2年生の担任をしています。私からは教員として心がけていることを3つお話します。
 1つ目は謙虚さです。わからないことは先輩の先生方に教えを乞い、素直に聞く。新任教諭に求められるコミュニケーション能力とはまさにこのことだと考えます。2つ目は向上心です。教わるだけでなく、先輩の授業を観察し、試行錯誤してよりよい授業を目指す。3つ目は洞察力です。生徒があと少し努力すれば乗り越えられる壁を用意し、そのアシストができるよう生徒の気持ちを推し量ることです。実はこの3つの力はすべて研究活動で培ったものなのです。みなさん、自分の研究活動を振り返ってみてください。わからないことを質問していますか?データを出すために試行錯誤していますか?わからない人に配慮したわかりやすいプレゼンができていますか?
 全力で研究活動に取り組んだことを教員になってから必ず感謝する時が来るでしょうし、採用試験でも自信を持って面接に望むことができるでしょう。東京薬科大学からひとりでも多くの教員が誕生するようみなさんの健闘を祈ります。

 昨年の
『お仕事紹介』セミナーに続き、学部3年生の教職課程 介護等体験事前指導 集中講義の中でも、講演をして下さいました。特別支援学校での自らの体験を等身大で語る先輩の姿に、大勢の参加者が感銘を受け、真剣に耳を傾けている様子が印象的でした。(2013.4.27, 祥)

 今年も、教職課程 介護等体験事前指導 集中講義(木村先生)の中で講演をしてくれました。
 大変な状況の中でも理系の強みを活かし、酢と重曹という身近な食材の化学反応を利用して風船を膨らませ、様々なことを体感してもらおうという発想の豊かさに驚かされました。
 また、iPadを活用した実践研究においても、県内27校のうち最も成果の上がった研究として報告されましたが、これも学生時代の研究活動の賜物とのこと、とても嬉しく思いました(この教育研究は、神奈川新聞 (3/17) でも、取り上げられました)。
 そして最後には、飾らない語り口の中に生徒との触れ合いがそのまま伝わって来て、心の中がじんとするような素晴らしい講演でした。(2014.4.26, 祥)

アイディアがあれば、風船ひとつで肢体不自由や知的障害のある生徒を楽しませる授業ができます。(幡野さんの特別講義の様子)
 
人の成長を見届ける楽しさ

オープンキャンパスで中学生に講義

前田 泰明 さん (清真学園高等学校卒業)

2010年3月 生命科学部 分子生命科学科卒(生命物理科学研究室)
駿台甲府高等学校 教員

生徒達の質問に答える

 私は現在、山梨県の駿台甲府高等学校で教員をやっております。教員の仕事でまず思い浮かぶのは「授業」ですが、生徒と会話をする時間も大切です。それに加え、担任事務の処理、PTA活動、部活動、学会研修、入試研究など、やることは多岐にわたります。1日の労働時間が12時間を越え、土日の休みも余りないのが普通な世界です。肉体的にも精神的にもつらくなることは多いですが、すべての勉強、すべての仕事は生徒とつながっていて、『今やっていることは生徒のためになっているのだ』、そう考えるだけで仕事はやりがいのあるものになっています。生徒がかわいくてしょうがないのです。

 東薬の生命では、理科教員になるための、とてもいい環境があると思います。東薬の生命では、生物、化学、物理、3科目すべてを学ぶことができます。それぞれの科目のつながり、いまの開発されている技術との関連など、ただ1分野で専門の勉強をするだけでは見えてこないことが学べ、それを生徒に話せることは、理科の教育で大きなアドバンテージになっています。生命物理科学研究室も、工学系の物理とは一味違う、化学の知識とつながる物理を知ることができる場所です。

 また、論理的な話の仕方も東薬で学ぶことができたと思います。「○○だから□□となる」「○○は□だからよくないので、△△してそれを防ぐ」など『原因と結果』『理由と対策』などをしっかりと組み立て説得力のある話をする癖が、日々のレポートや実験の考察から身につきました。授業の展開はもちろん、生徒指導でも『説得力』は重要なキーワードの1つです。これができない人は意外に多いです。

 今文章を読んでくれている人の中に、もしかしたら教員という道を考えている人がいるかもしれません。東薬の生命は、理科教員になるための環境としてとても魅力のあるところですが、生徒が好きで好きでしょうがない、という人しか続かない仕事です。勉強が好きだから、理科が好きだから、教えるのが好きだから、だけでは教員にはなれないのかなと思います。しかし、そんなことは、なってみないとわからないことです。進路選択は進んでみないとわからない、という面が多分にあると思います。迷いながらもじっくり考え、それでも答が出なかったらあれこれ考えずに、思い切って飛び込んでみて下さい。「決定」までの道は、人それぞれになると思いますが、悔いのない選択をしてほしいと思います。
 

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