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応用生命科学科   生命科学(バイオ)の力で食品・環境・エネルギーの未来を拓く

環境生命科学・環境ゲノム学・農芸化学・生命理工学分野東京薬科大学 生命科学部 大学院 生命科学研究科



 
 

ー特集ー

食品・化粧品・化学関連の職場で活躍する卒業生


本学科・大学院を卒業し、食品・化粧品・化学関連の職場で活躍されている卒業生の方々の声を紹介します. 

食品・化粧品関連
  1. チアシードビスケットの開発に携わった光井さん

    発酵未来研究所 中田 啓司 さん
  2. ロッテ 新納 寛也 さん
  3. 森産業 岩見 祥子 さん
  4. キリン協和フーズ 竹田 悠見子 さん
  5. 再春館製薬所 平野 泰子 さん
  6. コーセー研究所 顧 一凡 さん
  7. マルコメ 中田 啓司 さん
  8. ユーグレナ 朝山 雄太 さん
  9. 協同乳業 原 来人 さん
  10. カルビー 佐久間 英輔 さん
  11. 大塚食品 光井 麻優香 さん
  12. オリオンビール 鈴木 淳史 さんNHK「サラメシ」にも出演 
  13. 日本ハム 徳田 健 さん
化学・製造業関連
  1. タカラバイオ 営業部 梅田 直 さん  
  2. パナック 新事業開発本部 大木 利哉 さん
  3. 日本農薬 研究開発本部 松本 寛子 さん
  4. 日本製紙 研究所 平原 知香 さん
  5. ハイモ 湘南研究センター 技術研究所 米倉 温 さん
  6. アイメックス 研究開発センター 技術部 五十嵐 章裕 さん
  7. 日本製紙 生産部 永豊餘造紙(揚州)有限公司 出向 山下 治城 さん
  8. オリンパス 研究開発知的財産部 林 悠子 さん
  9. 日本製紙 山下 治城 さん
行政機関・公共団体・財団・社団等
  1. 農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 鈴木 忠宏 さん
 

発酵未来研究所では、長野市と共催で発酵アンバサダー講座【3/27(日), in銀座】を開催しました。また次回ぜひ外国人のお友達を誘ってご参加下さい。


中田 啓司 さん

平成12年 大学院修士課程修了 (環境分子生物学、現応用微生物学研究室)
同年    マルコメ株式会社 商品開発、マーケティング、設備設計、通販等に従事

平成26年 発酵未来研究所  主席研究員


発酵Labレストランで話す中田さん

 「発酵食品って、おいしいね!健康にいいね!」という話を最近よく耳にします。
 そして私は、発酵食品は何でおいしいのか?健康にいいのか?これを考えると非常にワクワクしてきます。
 発酵食品には、味噌、しょうゆ、日本酒、酢、ビール、ワイン、チーズ、ヨーグルトなどがあり、日本や欧州を中心に世界中で食べられています。
 私たち人間は、発酵食品を食べることで、消化吸収がよくなったり、整腸作用があると言われています。最近では、免疫や美肌、肥満まで関係しているという報告もあります。
 私たちと発酵食品とのかかわりは、4000年以上前(ワインなどのお酒はそれ以上前)と言われています。発酵食品を食べるようになった説はいろいろありますが、長きにわたり培われ、研究が進歩した今、改めてこの発酵を見直すと、大変すばらしく、私たちに与えられた宝物のようにも感じます。

 

江戸時代から続く理想的な食事・発酵食品について説明する中田さん

地球上に人類が誕生してから現代に私たちには、1人当たり何十万人ものご先祖様がいる計算になります。より長生きをし、仲間を増やし、子孫を繁栄させることが生命の使命だと感じますが、食事は、その生きるために最も必要なことではないかと思います。それは、目に見えない、微生物でも、大きな動物でもそれは、同じです。そして、厳しい地球環境の中で、人は大きな脳を持ち、賢く、そして柔軟に生きる術を獲得してきました。その一つが、さまざまな微生物と共生し、自らの健康を保つためのしくみの獲得ではないかと思います。これは、祖先が、何十万回ものトライ&エラーを繰り返した結果で、今の食事に影響していると考えます。
 私は食べることに、もっと興味を持ち、執着し、貪欲でありたいと考えます。そのことにより、今まで人間が歩んできた足跡を知ることでもあり、これからの歩み方を知る手掛かりがあるように思うのです。そのキーワードの一つが「発酵」であると考えています。

ワイン塩糀でおいしくなった牛肉のルレ

 私たち発酵未来研究所では、今までの食や発酵について適切にとらえ、未来に向けて発酵のチカラを世界中の人々に提供したいと考えています。
 おもに3つの柱があります。①発酵の良さを知るために各研究機関と共同研究をし、②新たなエビデンスを学会発表、または、一般の方に向けた発酵セミナー「発酵Labレストラン」「発酵Ambassador講座」などにてわかりやすく伝え、③エビデンスをもとにした商品づくりや販売を行っています。
 特に「発酵Labレストラン」では、国内外のトップシェフや研究者、美容・健康の有識者などに協力を頂きセミナーを開催しています。このセミナーでは、業種を超えた輪の中から新たな視点に立ち、発酵のしくみや知識そして食べ方の工夫を盛り込んだ講座を、東京・大阪を中心に開催しています。ここで、登壇頂く先生方は、弊所が認定した発酵の知識を持つ発酵マエストロで、一般の方の目線でわかりやすく講演をして頂いております。

 

発酵Labレストラン料理講座

そして今回は、在日外国籍の方を対象にした発酵セミナー「発酵Ambassador講座」を開催しました。発酵講座のほかにMyレモン塩糀づくり体験や発酵調理デモンストレーションを行いました。(詳細は、こちらから) 使用言語は英語(一部通訳)です。日本における発酵食品は、世界に例を見ない特徴を有しています。和食がユネスコの無形文化遺産に登録され、世界における和食文化は大変注目されています。和食の味付けのベースになっている酒、みそ、しょうゆなどは、どれもが発酵です。参加された方には、日本の発酵食品は、おいしいだけでなく、最新の研究をベースに健康によいことを知って頂き、母国の料理に生かしてほしいと願っています。長寿の国、日本がもつオンリーワンの食文化にこの発酵があるからです。

セミナーの様子

  発酵未来研究所は2014年にスタートしたばかりですが、たくさんの方々のお力を借りながら、少しずつ、前進しています。私たちは、まだ世の中にはない「おいしい」や「たのしい」をカタチにし、幸せに満ちた未来を世界の人々と共有できることを目指して、研究をしています。

 私は、環境生命科学科・環境分子生物学研究室(現・応用生命科学科・応用微生物学研究室)にて、生命科学や微生物の基礎や研究の進め方、チャレンジする大切さなどたくさんのことを学びました。卒業後も何らかの形で、生命科学に携わる仕事をすることができ、大学で学んだことが今でも仕事や生活の根底にあります。受験生や在校生には、大学で勉強や研究するのはもちろんですが、多くのことにチャレンジして、大学生活を謳歌してほしいなと思います!
 
最終面接を前にキャリアセンターで練習。 本番への心構えができ、楽に本番に臨めました。


   新納 寛也 さん

2014年 大学院修士課程修了(細胞機能学研究室、現 極限環境生物学研究室)
株式会社ロッテ 生産系 勤務
  

 ものづくりを通して人のライフスタイルに関わる仕事がしたいと考え、食品分野を希望。ロッテは、幅広い年齢層に愛される商品を数多く作っているところが魅力で志望しました。研究ではなく生産部門を選んだのは、そこがものづくりの最前線だから。研究開発段階で作ったものを機械で再現し、大量生産するのは実は非常に大変なことだと聞いていますが、技術の向上やラインの組み立て方を工夫し、開発段階にこめられた思いを反映させた商品を作っていきたい。3年間の研究を通して、重要なのはつまずいたときに自分の考えに固執せず周りの意見も取り入れて客観的に考察し、結果につなげることだと学びました。その経験を活かすことができればと思っています。
 就活中は、キャリアセンターが外部講師を招いて開催していたビジネスマナーなどの講義に毎回参加し、モチベーションUPに利用。最終面接の前には、キャリアセンターで個人面接の練習もお願いしました。ロッテの面接に合わせて質問内容を調べてくださり、食品メーカーが抱える問題などを取り上げてくださいました。実際の面接で同様の質問も出ましたし、なにより練習したことで心構えができ、楽に本番に臨めました。感謝しています。(2015年度 生命科学部デジタルパンフレット 11ページより)

 
大学で身につけた基礎力を”仕事力”に


   梅田 直 さん

2004年 生命科学部 卒業 (細胞機能学研究室、現 極限環境生物学研究室)
2006年 東京医科歯科大学大学院 バイオ情報学専攻 修士課程 修了
タカラバイオ(株) 営業部 勤務

 現在の私の仕事は営業担当者として公的研究機関や企業の研究員の方々へ、バイオテクノロジー分野の試薬、理化学機器、受託サービスのご案内をしたり、ご購入後のサポートをしたりすることです。取り扱う製品群はPCR酵素や制限酵素などの遺伝子工学分野から初代培養細胞、遺伝子導入試薬等の細胞工学分野までと幅広く、最先端の研究に関わる試薬類も多いため、仕事を進めていく上で様々な分野の研究内容を一定のレベルまで理解しておくことが必要になります。
 東薬では生命科学を学ぶ上で必要な基礎知識や英語、コンピューターに関する教育を受けることができました。また、卒業研究の時には細胞機能学(現 極限環境生物学)研究室に所属し、タンパク質を材料とした
ナノバイオテクノロジーに関するテーマで研究をおこないました。研究を進めるに当たり、山岸先生、赤沼先生をはじめ多くの先生方が丁寧にご指導下さったことは大学院に進学し研究を進めていく上でとても役立ちました。当時は、好奇心こそ旺盛なものの基本的な実験が思うように進まないことや論文の解釈に戸惑うこともたくさんありましたが、基礎から丁寧に教えていただけたことにとても感謝しております。
 今の仕事においても、東薬での教育、研究を通して学んだ知識と考え方は私の軸となり、自分にとって未知の分野であっても効率的に知識を身に着けていく上で大変役立っています。また、日々、様々な研究分野のお客様とのコミュニケーションを通して新たな学びがあり、ご案内させていただいた試薬が実際に役に立った、論文が書けたと連絡をいただけた時には大きなやりがいを感じます。
 
いつも安定した種菌を製造できるよう努めています

岩見 祥子 さん

2009年3月 生命科学部卒業(細胞機能学研究室、現極限環境生物学研究室)
森産業(株) 研究開発部  勤務


 私は食用きのこの種菌メーカーにて、マスター菌株の維持管理と、種菌の培地組成の検討を担当しています。菌株の管理では、凍結保存と継代培養を併用し、常に各品種の菌株を一定の品質で工場に出庫することが求められます。まれに販売終了した品種が復刻することもあるので、気が抜けません。

 培地組成の検討では、現行組成と新組成を比較するのですが、どのタイミングで、何を測定するのか、母数を何本にするのかといった実験計画が重要です。生物相手の仕事な上、培地も天然物(おが屑や米糠など)ですので、毎回必ずしも同じ結果にはなりません。東薬大で先生がよく仰っていたコントロール(対照)の重要性を、今になって実感しています。意味のある結果を得られるような実験計画を立てるべく、日々知恵を絞っています。
 
人とのつながり 何かを生み出そうとする力

大木 利哉 さん

1998年 環境生命科学科(現応用生命科学科)卒業(環境応答生物学、現環境応答植物学研究室)
2000年 大学院修士課程終了 (環境応答生物学、現環境応答植物学研究室)

パナック株式会社  新事業開発本部 新事業開発二部 勤務


ラボ立ち上げ中、、、

 私は現在、環境応答で研究を行っていた微細藻類を仕事にしています。まだ今の仕事を始めて8ヶ月ほどしか経っていませんが、部署名からお解かりの通り本業のプラスチックフィルム(薄型テレビや某リンゴのスマートフォン・タブレットなどの液晶にも使われています!)とは全く異なる分野で新たな事業を起こそうというのが私の所属する部隊です。ですので皆バラバラの仕事をやっています。社内に居ながら異分野に接する事ができる非常に面白い部署だと思います。
 まだまだ可能性の域を超えていない微細藻類ではありますが、だからこそやりがいを感じ毎日がドキドキワクワクです。微細藻類も「藻からオイル」ということで最近注目されてきて、各メディアでも取りざたされるようになりました。生命科学部を選んだ理由が微細藻類でしたから、かれこれ20年近く思い続けていることが仕事にできて非常に幸運だと思います。

そして、ラボ立ち上げ完了!

 そうは言っても社会に出てからそんなにスムーズにここまでたどり着いた訳ではありません。どちらかと言うと反面教師になりそうですが、私はこれまで5回の転職をしており、パナックが6社目になります。現在残っているのはその内3社です。世の中そんなに甘くはないという事です。ただ、今回も含めて内4回はかつて仕事で関わりのあった方の伝手で就職できました。ですから人との繋がりは非常に大事だと常日頃から感じています。これまでの仕事でも環境応答の先生方に多くのアドバイスをいただいており、卒業後も図々しく教え子の気でいます。すみません・・・。

そして現在、実験中!!

 また、小さなことではありますが久しぶりにラボへお邪魔した時に、私たち1期生が作った洗い物干し場がまだ利用されているのを見て本当に嬉しかったです。これを作った時も皆であーでもないこーでもないと知恵を出し合って完成させたことを思い出します。こうした経験が仕事において大いに役立っていると思います。会社の数もありますが小規模のパイロットプラント・ラボの立ち上げを計5回行いました。そして今現在、世界初の技術開発に挑んでいます。
 このようなことから、私は人とのつながりの大切さや何かを生み出そうとする力を東薬において学べたと思います。その他挙げればキリが無いのでこの辺で・・・。受験生・在学生の皆さん、必ず東薬でしか得られない何かがあると思います。がんばって下さい!
 
「微生物の育種」により良い製品をつくる

竹田 悠見子 さん

平成23年 大学院修士課程修了 (環境分子生物学、現応用微生物学研究室)
キリン協和フーズ(株)  生産本部 生産技術部 勤務


 キリン協和フーズ(株)は、発酵技術を基盤とした調味料、食品素材、製菓•製パン資材を加工食品メーカーや中•外食チェーン、製パンメーカーに提供している会社です。その中で、私が所属している生産技術部は、製品を製造する際の生産性を向上させる方法の検討、コスト削減方法の検討等、工場での生産をより効率良く行なう方法を考える部署です。
 私は就職にあたって、微生物利用をメインとした業務に携わりたいと思い、キリン協和フーズ(株)を志望しました。就職活動の際には、このような具体的な希望がありましたが、大学入学当時は、自分が何に興味があり、将来何になりたいかなんて全く定まっていませんでした。このように漠然とした状態で入学した私にとって、東京薬科大学の幅広い授業カリキュラムは魅力的でした。1年次から始まる学生実習を含め、理系全般に関する知識を総体的に学ぶことができたことは進路選びに役立ちました。このような授業を通して、私は、生物学、その中でも特に微生物学に強く興味を持ちました。微生物についてより深く専門的に学びたいと思い、学部3年生の時に、後の所属先となる環境分子生物学研究室(現、応用微生物学研究室)を訪問したところ、なんと、その翌日から研究室で研究をさせていただけることになりました(通常、学部4年次から研究室配属)。このように、本人のやる気を伸ばすようにサポートしてくれる体制も東薬の魅力の一つだと思います。さらに、研究室では3人の先生方がいつでも気軽に相談にのってくださり、充実した研究生活を送ることができました。
 東薬での学生生活の中で将来の希望が決まり、その希望を伸ばしてくれたからこそ、現在の職につくことができたと思います。現在、私が持っている仕事の一つに「微生物の育種」があります。育種とは、目的物質が多く得られるように微生物を改良することで、その微生物改良の検討をするにあたって、遺伝子操作技術を利用することがあります。遺伝子操作は東薬での授業や研究室生活で基礎からしっかりと学んでいたので、抵抗なくスムーズに仕事を進めることができています。
 社会人になって、仕事を進める中でまだまだだなと思うことは多々ありますが、東薬で培った基礎的な技術や知識は全ての土台となって活きていると感じています。
 
人生の中で、大切な四年間

平野 泰子 さん

平成23年 環境ゲノム学科(現応用生命科学科)卒業 (環境分子生物学、現応用微生物学研究室)
再春館製薬所  研究開発 勤務


 私は平成23年に東京薬科大学を卒業し、熊本県の株式会社再春館製薬所で化粧品ドモホルンリンクルの研究・開発を行っています。

「皆さんは化粧品の開発と聞いて、何を想像しますか?」

 私の会社は、テレマーケティングシステムを利用した通信販売で商品を直接お客様へお届けしています。商品開発をする上でもお客様と直接お話しする機会が常にあり、「どんな商品を使ってみたいのか?」「どんなお肌の悩みがあるのか?」など、商品コンセプトのヒントをインタビューで伺う事ができます。その会話一つ一つでお客様と深くお話をすることで「どんな化粧品にしたらよいか?」「どんな成分を入れたら悩みを改善できるか?」など商品の特性を築け、実際商品の設計、試作を行う事が出来ます。この会社では手掛けた商品が世にでるまでの全てを見届ける事が出来ます。私はまだ新入社員ですが、先輩方の力を借りながら日々ドモホルンリンクルを使ってくださるお客様のお悩みを改善する為に努力しています。

 在学中は就職活動の時期になるまで、どんな業種に興味があるのか?どんな仕事がしたいのか?ということは考えていませんでした。しかし、改めてこれまでに学んできた専門的な知識や実習を振り返ったとき、自分が何に興味を持っているのか気付く事ができました。皆様もご存じの通り、実習ではただ操作を行うだけでなく、内容を理解する為の問題が用意されていて、とても苦労した事を覚えています。今となってはそれがあったからこそ自分で考える力を育む事が出来、結果として化粧品開発と言う分野に興味を持て、今の道に進む事が出来たのだと思います。
 私は決して勉強が得意な方ではなかったのですが、友人や先輩に助けられなんとかここまで来ることができています。大学は勉強をする場所ですが、それ以上に生涯の友人を作って行ける所だと思います。これから東京薬科大学に入学する方、今大学生活を楽しんでいる在学生の方、将来を不安に思う事もあると思いますが、迷ったときは身の回りの友人に手を貸してもらいながら少し振り返ってみて下さい。意外な自分を知る事が出来るかもしれません。そして、自分の信じた道は迷わずに突き進んで下さい。
 東京薬科大学で4年間過ごし、沢山の思い出が出来、沢山の人と出会え、沢山笑って、沢山泣いて、沢山の人に助けられた事から自分が本当にしたい事が見つかり今の私を支え、現在の“縁”へと繋がっているのだと思います。皆様も是非、充実した時間を過ごして下さい。私はここ東京薬科大学に入学して本当に良かったと思っています。
 
安全・安心な食生活のため農薬の安全性研究を行っています。

松本 寛子 さん

2005年 環境生命科学科(現応用生命科学科)卒業(環境応答生物学、現環境応答植物学研究室)
2007年 大学院修士課程修了 (環境応答生物学、現環境応答植物学研究室)
日本農薬株式会社  研究開発本部 安全性・医薬ユニット 毒性・薬理グループ 勤務
日本農薬の社員紹介のページでも、松本さんが紹介されました。大学院時代、初めて学会発表したときの懐かしい写真もこちらから。
「応用生命科学概論 先輩と話そう! 」にも来てくれました。そのときの様子はこちらから。


松本さんからのメッセージ
 高校時代、ダイオキシンや化学物質による環境汚染と生物への影響がニュースで多く取り上げられているのを見て環境浄化や生物多様性に興味を持ち、日本で初めて設立された生命科学部である生命科学部環境生命科学科(現生命科学部応用生命科学科)に入学しました。

 学部時代、部活にバイトに勉学にと充実した毎日を送っていましたが、私の将来を決める転機となったのは、研究室配属を間近に迎えた3年次の多様性生物学の講義でした。そこで初めて微生物を用いた環境浄化作用であるバイオレメディエーションについて知り、「こんな小さな生物が地球を救うことができるんだ!」と微生物の未知なる力・機能に衝撃を受けました。その後、微生物の新たな機能について学びたいという一心で専門課程および大学院は環境応答生物学研究室(現環境応答植物学研究室)で単細胞緑藻を用いたヒ素耐性機構について研究を行いました。先日、本研究の投稿論文が受理されたという知らせを聞き、このような研究に携わることができたことを大変嬉しく思っています。

 卒業後、農薬メーカーで安全性研究を行っています。入社するまでは農薬に関する知識はほとんどなく、唯一知っている農薬といえば学生時代に読んだレーチェルカーソン著の「沈黙の春」でヒトに高毒性・高蓄積性で、環境中での難分解性の農薬と指摘のあったパラチオンやDDT、有機水銀等であり、農薬に対して良いイメージは持っていませんでした。しかし、実際に農薬の安全性研究に携わってみると、現在の日本において上に示したような農薬の使用は禁止されていることや、新規農薬の開発には動物を用いた試験(遺伝毒性、発がん性、発生毒性試験、代謝試験)や環境に対する影響(河川や湖沼、土壌中における動態・分解性、環境生物への影響)など膨大な試験が要求され、厳しい評価を通過した薬剤だけが使用されることがわかりました。自分自身が試験した農薬は自信をもって安全で安心して皆さんに使って頂けると思っています。

 現在私はげっ歯類を用いた毒性試験に携わっており、特にラットを用いた繁殖毒性の評価を主なテーマとしています。最近ではラットだけでなく魚(ゼブラフィッシュ)を用いた研究にもチャレンジしています。これらは大学で学んだ内容とは大きく異なるものですが、大学で講義を受けた生理学、酵素学あるいは遺伝学等の基礎知識や大学院時代に培った研究者としての基礎学力など、いずれも企業での研究に十分役にたっています。恩師の都筑教授、藤原祥子准教授には本当に感謝している次第です。今後も東薬で学んだことを研究に活かし、より安全で環境に低負荷な農薬の開発を行っていきたいと思っています。
 
東薬で学んだことが化粧品開発に活きた

顧 一凡 さん

平成18年 環境生命科学科卒業 (環境応答生物学、現環境応答植物学研究室)
(環境衛生化学、現生命分析化学研究室)
株式会社コーセー研究所 開発研究室 素材製剤グループ 勤務

 現在は化粧品に含まれる有効成分の皮膚への浸透性を明らかにし、その知見を生かしてより高い効果が発揮できる化粧品の開発に取り組んでいます。

 通常は商品を開発する部署とその効果を検証する業務が異なる部署によって担当されていますが、今所属している部署は商品を開発し世に送り出すだけではなく、そのコンセプト付けや有効性のエビデンスを自らの手で行うことができるので、やりがいを感じていると共に研究者としてだけではなく女性の目を持って常にお客様を意識した商品作りを心がけています。

 化粧品は皮膚や細胞にまつわる生物の知識と製剤を作るにあたって化学の知識の双方を要する分野ですので大学で学んだ知識は役に立っています。また、現在の業務を遂行するにあたって有効成分の量を定量・定性しているのですが、大学在学時に研究室で身につけた分析の考え方や実験手法は自分の基礎になっています。

◆在学生へのメッセージ 

 研究には専門性を深めることも大事ですが、①主体性を持つこと②伝える力③コミュニケーション能力を磨くことが大変重要になります。せっかく大きな意味を持った難しい研究をしても人に伝わらなければまったく価値がありません。常に端的にわかりやすく話すことを心がけ、多くの人とディスカッションをすることで研究へのアドバイスやヒントを得ることができます。

 ぜひ在学中からこれらのポイントを意識して有意義に学生生活を過ごしてください。
 
日本古来から培ってきた醸造技術を通して、世界の人々の健やかな暮らしに貢献

中田 啓司 さん

平成12年 大学院修士課程修了 (環境分子生物学、現応用微生物学研究室)
マルコメ株式会社 勤務

 皆さんは、味噌汁を飲んでいますか? 近年、私達を取り巻く食生活は大きく変化し「食の欧米化」といわれるように、日本食が減り、肉や乳製品を消費する食事形態になっています。味噌も例外ではなく、その変化とともに、日本国内では少しずつ消費が減っているのが現状です。 
 しかし、アメリカを中心とした海外では、その消費が増えているんです!肥満やそれに伴う生活習慣病が社会問題になっているアメリカで、味噌や日本食が見直されています。食事は、栄養摂取の機能だけでなく、健康的な体を維持する大切なものと考えられているのです。
 マルコメでは、このような日本が世界に誇る伝統的な食事形態を再認識し、日本古来から培ってきた醸造技術を通して、世界の人々の健やかな暮らしに貢献してきたいと考えております。 

 その中で、私は、入社後、商品開発やマーケティング、また生産工場での生産ラインの設計、そして、大学などの研究機関との共同研究とさまざま部署でいろんな経験をさせてもらっています。 私は、部署が変わってもマルコメマンとして、「お味噌を中心とした日本食のニーズや新たな必然性を高めること」が大切だと考えています。 
 そのために、開発時代では、味噌を使った新しいソースの開発にチャレンジし、 味噌の新しい食べ方やレシピを一流シェフと一緒に考え、消費者の方々に紹介するといったこともしてきました。最近では日本野菜ソムリエ協会(調味料講座) の味噌講師として味噌をさまざまな観点から紹介をしています。 そして、現在は、さらに味噌の良さを追求するため、研究機関との共同研究を行ったり、海外の研究者ともコミュニケーションをとることで、新たな有用性の探査もすすめています。 

 このような、幅広い視野で意欲的に活動できるのも、大学での知識やそこで得られた問題提起、解決能力やその考え方が、現在の仕事を進める上で大変役立っていると強く感じています。 
 たとえば、味噌という発酵商品を商品にするとき、微生物のコントロールが必要になってきます。大学では、微生物利用の研究を行っていましたので、微生物学や食品素材に対する基礎知識が大変役立っています。 
 しかし、社会で通用する能力は、知識だけでなく、「発想力や行動力」「問題 解決力」そして「人脈」が大きく必要だと感じています。大学6年間を通じて、これらのことが、ロールプレイングで学べる環境が東京薬科大学生命科学部には あると思います。工夫されたカリキュラムと自分自身の意思によって、チャレンジさせてもらえる、愛情あふれる先生方の指導によって、卒業後はさまざまな分 野で活躍できるチャンスがあります。是非、大学時代にしか出来ないこと、勉強、研究、遊び、部活・・さまざまな経験をつんで、社会で活躍できる魅力ある人 になられることを期待しています。
 
大学研究室とベンチャー企業の繋がりからの出会い

朝山 雄太 さん

平成18年 環境生命科学科(現応用生命科学科)卒業(環境応答生物学、現環境応答植物学研究室)
平成20年 大学院修士課程修了(環境応答生物学、現環境応答植物学研究室)
株式会社ユーグレナ 研究開発部 リーダー

 突然ですが、ミドリムシってみなさん知っていますか?青虫やしゃくとり虫を想像した方、残念ながら不正解です。ミドリムシは虫ではなく大きさ0.05mmの藻の一種で、学名をユーグレナ(Euglena)と言います。
 私は大学・大学院では藻類の効率的な光合成能力に魅力を感じ、光合成系の研究を行っていました。その際、研究室の共同研究先企業として出会ったのが今の私の勤務先である株式会社ユーグレナ(以下、ユーグレナ社)です。そして私は今、ユーグレナ社でミドリムシを大量に培養・乾燥して粉末を作り、それを主に食品素材に用いる会社で研究・製品開発・品質管理と幅広い業務に携わっています。

 ユーグレナ社はユーグレナ(ミドリムシ)で温暖化を中心とする環境問題の解決や、培養したバイオマスを食料や燃料に利用する技術を確立し、事業化を進めることでエネルギーや食料問題の解決を目指す会社で、まだ成長中のベンチャー企業です。当時の私は「環境問題の対策は節約が中心で、経済活動と相反する」と考えていた中で、ユーグレナを培養し用いる技術が環境や食料問題の対策と経済活動の拡大を両立できるという点がとても面白いと感じました。そしてその問題解決のための技術開発に携わりたいと決意し、株式会社ユーグレナの採用面接を受けました。しかし、私が入社したのはリーマンショックの煽りを受け、世間では内定取り消しなどが相次いだ2009年の春でした。起業して数年のベンチャー企業も危機の例外ではなく、私は研究員として採用されたものの、環境問題対策などの収益を上げるまでに時間を要する技術開発や基礎研究よりは、実際に収益になっている食品部門の製品開発や品質管理業務を中心に携わることになりました。そこから会社はV字回復ならぬV字成長を遂げます。当時社員20人程の企業にて、規模が何倍にもなっていく成長に製品開発を通じて貢献できたことはラッキーでした。
 大学院まで進学した私は当初、環境や食糧の問題解決には技術開発が必要だと考え、技術開発に携わるつもりで入社をしました。しかし、メーカー・商社・販売店等様々な立場の方々と共に仕事をしていく中で、一つのことに集中するだけでなく、より社会との接点の多い業務を経験してみたいという気持ちが出てくるようになりました。現在は品質管理や製品開発を中心に、研究だけでなく、国の助成研究費への申請・予算管理やプロジェクトの立案・進捗管理なども担当しています。今最もおもしろく感じているのは、より付加価値の高い原料の開発プロジェクトです。ユーグレナの成分を精製・修飾などの処理を行うことにより、より高い効果効能や新しい用途を有する素材が得られるのではないかと期待をしています。
 ベンチャー企業に入社するのはメリットもデメリットもありますが、私の場合は多様な仕事を経験することができ、新たな自分の興味や関心を引き出すことが出来ました。おそらく通常の就職活動をするだけではユーグレナ社との出会いはなく、所属していた研究室がユーグレナ社と共同研究をしていなかったらこうした縁はありませんでした。東京薬科大学では先生と学生の距離感が近く、先生が共同研究先と打ち合わせをしている場に学生も同席する機会をもらうこともあります。研究を自分で行うだけでなく、企業の視点や大学の特性などにより、より広い視点で研究に取り組むことができるのも東京薬科大学の魅力ではないでしょうか。
 
自分が開発した商品が店頭に並ぶ時が、一番嬉しく、やりがいを感じる瞬間です

原 来人 さん

2003年 大学院博士課程修了 博士(生命科学)(極限環境生物学研究室)
協同乳業株式会社 研究所 技術開発G 勤務

 人生って何が起こるか分かりませんね。高校時代、私は文系のコースに在籍していました。しかし高3の時に将来について考える機会がありました。当時、生物の授業がとても楽しかった事もあり、大学受験の際に思い切って理系の大学を受験する事にしました。そして奇跡的に生命科学部に入学する事ができました。不思議なものです、高校時代、大嫌いだった化学や物理が、大学1年生の講義ではとても楽しく感じられました。人生、気持ち次第で大きく変えられるのだと実感した時でした。

 学部4年生から第1希望だった細胞機能学研究室に配属され、山岸教授のご指導の下、昆虫の腸内に生息している古細菌や海底熱水域の微生物の研究に携わりました。特に大学院では、産学官連携の共同研究に参加して色々な方と交流を持たせて頂いたり、試料採取の為に航海に出させて頂いたり、国際学会で口頭発表させて頂いたり、とても貴重な体験ばかりさせて頂きました。このような体験をして来た同僚、社内を見渡す限りいません。

 今は、
協同乳業株式会社(http://www.meito.co.jp/)の研究所に勤務しています。生命科学部で身に付けたスキルを存分に発揮して微生物の研究や発酵食品の開発を行ったり、海外の企業と現地で共同開発したりしています。商品の開発ではまず、実験室で1L程度の小スケールで試作を行います。この際重要なのが、工場で製造可能な商品を試作する事です。小スケールで試作品ができても、工場の機械で作れなければ意味がありません。その為に、工場の機械の特性や能力を熟知している必要があります。小スケールで上手く作れたら、次は研究所の試験機を使った試作です。試験機は工場にある機械の小型版のものです。この試験機で数10Lスケールの試作を行ってから、工場の実機で試作です。ここでは一気に数tまでスケールアップされるため、失敗が許されません。その為に、何度も何度も研究所で試作を行うのです。工場での試作に成功したら、遂に本製造開始となり、自分が開発した商品が店頭に並ぶ事になります。一番嬉しく、やりがいを感じる瞬間です。このような仕事に携われているのは、生命科学部に大きく成長させて貰えたからです。生命科学部の大学入試に文系なのに迷い込んだところを見捨てずに拾って頂き、研究者に育てて下さった東京薬科大学の先生方、指導教官の山岸教授に大変感謝しております。
 
美味しくてやめられない、とまらないお菓子でみんなを笑顔に

佐久間 英輔 さん

2005年 大学院修士課程修了(生命分析化学研究室)
カルビー株式会社 マーケティング本部 スナック事業部 勤務

開発との打ち合わせの様子

 私は平成17年に生命科学研究科修士課程を修了して、カルビー株式会社に入社しました。入社後は製造、生産管理、商品開発を経て、現在はみなさんご存知のブランドの商品企画をしています。業務を一言でいうと「担当している商品(ブランド)を少しでも多くの方に食べてもらうようにすること」です。少子高齢化、核家族化、晩婚化など子育て世代が中心ユーザーのスナック菓子業界は色々な荒波にさらされていますが、「美味しくて思わず笑顔になってしまう商品を作りたい」という思いでお菓子を食べながら楽しく日々仕事をしています。

 東京薬科大学を卒業していて何故、商品企画?と思われる方もいるとおもいますが、実は現在カルビーで商品企画をしている人の約半数は理系大学出身者です。なぜ、そうなっているか?答えは人事の方に聞かないとわかりませんが、理系大学で身につけた論理的思考、知識の応用力が様々な分野で求められているからだと思います。

開発との試食

 東京薬科大学では特にこれらの能力を身に着けるのに充実した環境が整っていると思います。1年生から始まる充実したカリキュラムの実習では考えながら学び結論を出すという論理的思考トレーニングができます。そして、研究室に所属してからは生命科学部ならではの様々な分野で学んだ知識の応用をしていきます。自然環境も豊かなキャンパスで友人と楽しみながら学べる環境は本当に素晴らしいです。

 東京薬科大学は、研究の分野だけではなく様々なところで活用できる人材を育成してくれる場所です。これから就職をされる方、是非、大学で学んだことに自信をもって社会に飛び込んでみてください。きっと色々な分野で活躍できると思います!

 
世界のいろいろな人に美味しく安全に食べてもらえる商品の開発にとりくんでいます
光井さん 

光井 麻優香 さん

平成22年 大学院修士課程修了 (環境応答生物学、現環境応答植物学研究室)
大塚食品株式会社 琵琶湖研究所
平成27年9月1日 開発に関わったチアシードビスケット(写真右上)が地域限定で発売されました!
(こんなに深く関わった製品は初めてと言う光井さん。(つぶつぶがジェル状に変わるような)とても珍しい食感でしかもとても美味しいと伝えると、いつも通りゆったり控えめながら嬉しそうな光井さん。今後の益々の活躍を期待しています。ガンバレ光井さん! 応答一同) 

 食品業界は商品の入れ替わりが非常に多い業界です。その中でも私の会社、大塚食品では「どんどん新しい商品を」ではなく、「じっくり良い商品を」という姿勢で開発時間を惜しまず丁寧にひとつの商品をつくっています。レトルトカレーのボンカレーや無糖紅茶のジャワティ、大豆生活を広めたスゴイダイズやSOY JOYなど世の中にない新しいものの開発を目指しています。

光井さんの開発している食品


 その中で私が今担当している仕事は、現在米国で販売している冷凍野菜スープの新アイテムの開発です。この商品は極力味付けをせず、最低限の加熱調理で野菜本来の味や栄養を表現した商品です。日本では余りなじみのない野菜を使うこともあり、現地まで行き、その原料を使用した様々な料理を食べ、そのものの味や特徴を知ることも開発の仕事です。
 入社2年目になるころから、仕事を任せてもらえるようになり、毎日研究所のキッチンに立ち、包丁と鍋と格闘しています。工場の何百キロもある機械で生産される商品の裏には、普通の家庭にあるキッチンのような実験室で重ねる何百回もの試作があります。「美味しい」の言葉に含まれる無数の意味を、自分なりに言葉で表現し相手に伝える味の評価は、非常に難しいと思い知らされました。昨年ですが、自分が研究所で作った味と同じ味を工場で作るために米国まで足を運び、工場の大きな釜で作られているところを見た時は、嬉しかったです。やはりこの仕事のやりがいはこのように自分が開発したものが、食という生活に不可欠なものを通して、自分の身の回りの人を含めた多くの「人」の笑顔を作ることができることだと思います。

光井さんの住む琵琶湖湖畔

 大学の研究室で培った研究への忍耐や研究室という1つのチームでの協力、報告、また人間関係の大切さは、今の職場でも変わりません。これからもまだまだ勉強することはたくさんありますが、いつか会社の軸となるような商品を1から開発出来るよう、様々な知識と興味を持って毎日過ごしたいと思っています。
  これはオプションですが、研究所は琵琶湖の畔にたっています。非常に環境がよく四季を通して毎日変わる湖の表情に感動します。このような場所で仕事することでのびのびと色々なことをじっくり考えることができ、今あるヒット商品が生まれてきたのかもしれません。(平成24年1月)

 
ビール業界初の「糖質ゼロの第3のビール」を開発

鈴木淳史さん

鈴木 淳史 さん

平成14年 環境生命科学科(現応用生命科学科)卒業(環境応答生物学、現環境応答植物学研究室)
オリオンビール株式会社 名護工場 製造本部 勤務

鈴木淳史さんの沖縄タイムス記事

鈴木さん(中央)は浦添の本社と名護の工場を行き来し、時代に対応したレシピを作成。商品開発チームの仲間と日々、試験醸造や試飲を重ね「要求があれば30品はすぐ発売できる」と準備も怠らない=名護市東江の名護工場内

沖縄タイムス(2010年1月10日配信)より
 私は、平成14年に環境応答生物学研究室を卒業し、現在は沖縄のビールメーカーで働いています。私が在学していたときの環境応答生物学研究室は、とても自由な風土で、先生方のご支援も厚く楽しい研究室でした。季節ごとのイベントが多く、先輩後輩の助け合いの精神があり、研究以外の部分でも学ぶことが多い研究室だったと思います。
 卒業論文はサンゴのタンパク質を対象として進めました。卒業論文の作成はとても大変な作業でしたが、研究室全体の雰囲気が明るかったため、楽しみながら書き上げることが出来ました。在学中の経験として、「大変なことも笑顔があれば乗り切れる」ということを学べたことは、私にとってとても大きなことだったと思います。
 当時からの海好き・サンゴ好きが高じて、卒業後は琉球大学の修士課程(海洋生物学)に進みました。ここでも環境応答生物学研究室で学んだことが生かされ、新しい研究室の半数を占める留学生の人たちとも、楽しく研究生活を送ることが出来ました。コミュニケーション力の大切さを痛感した2年間でした。
 そして現在は、沖縄県内のビールメーカーであるオリオンビールという企業で、念願だった商品開発の仕事を行っています。ビール業界初の「糖質ゼロの第3のビール」を開発したことなどで、沖縄県内のご当地CMや、新聞の記事として取り上げて戴く事もできました。
 これまでの人生を振り返って、環境応答生物学研究室の自由な風土で過ごした1年間は、私にとってとても大切なものだったと思います。自分の興味を追求することは勇気がいるので、悔いのない人生を過ごすためにも、自分にとって良い経験の出来る研究室(大学)を選んでいって下さい。

鈴木さんを紹介する沖縄タイムスの記事
http://www.okinawatimes.co.jp/article/20100110_1498/
開発された商品のCMに出演された鈴木さん(youtube)
http://www.youtube.com/watch?v=8u-vancm5ec
 
鈴木淳史さん (環境生命科学科卒業) が、以下のテレビ番組に出演しました
 
 「サラメシ」NHK総合テレビ
 本放送 2012年7月16日(月)22:55 - 23:20  
 再放送 2012年7月19日(木)12:20 - 12:45

「沖縄のビールメーカーで新商品の開発に取り組む若き研究者」として淳史君と淳史君のランチ(社員食堂のランチ)が紹介されています。7月26日からは世界醸造学会2012(オレゴン、USA)での発表に向けて飛び立つとのこと、また元気なメッセージ楽しみにしています。(祥)
 

卒業生の活躍が新聞で紹介されました

鈴木淳史さん (環境生命科学科卒業) の学会発表が、以下の新聞で紹介されました
 
 2012年 8月11日 琉球新報 「オリオンビール、小型の醸造装置改良 米の学会で発表」
 2012年 8月12日 沖縄タイムス 「オリオンビールの技術に世界注目」

ポスター発表

オレゴン醸造祭、色々なところから乾杯の声が聞こえる

初めて観る成育中のホップは圧巻だった(背が高くどこまでも広い)

「サラメシ」出演で注目された淳史君でしたが、今度は世界醸造学会2012(USA オレゴン州 ポートランド)での発表が、地元の新聞に取り上げられたようです。ますますの活躍、楽しみにしています。(祥)
 
東薬で身につけた分析力と考察力を仕事に発揮

徳田 健 さん

平成21年 生命科学研究科修士課程修了(細胞機能学研究室、現極限環境生物学)
日本ハム株式会社 デリ商品事業部 諫早プラント 商品開発課 勤務

 当社のデリ商品事業部はハム、ソーセージ以外の当社の全ての商品を扱っています。中でも、私の所属する商品開発課では新商品のサンプル試作と商品を現場で製造する時に、実際にどの機械をどう組み合わせるかを決めることを主な業務としています。
 スーパーに自分が作った商品が陳列されているのを見たときには、この仕事をしていて本当によかったと実感しました。商品設計にはコスト、品質を両立させなければならず、1つの商品を作り上げるまでに多くの試作を行います。また、納得のいく試作品が完成したら、それをどう製造するかを考えなければなりません。ひとつひとつの工程でのテスト結果をもとに、問題を解決していくプロセスにも、この仕事の大きなやりがいがあります。
 学生時代に実習や研究活動を通して培った分析力と考察力は、現在の仕事をする上で大いに活かされています。優秀な教授陣、自然に囲まれた落ち着いたキャンパス、充実した研究施設など、東薬には学生の学習意欲に充分に応えてくれる環境が整っていました。また、学生自治会や部活動では様々な困難を友人たちとの協力で乗り越えてきました。仕事でも他人との協力が不可欠ですが、そのためのチームワーク力は、それらの活動によって得られたのだと思っています。

新商品の試作に取り組む徳田さん

 
未経験の分野でも活きる学生時代に育てた柔軟性と発想力

平原 知香 さん

平成18年 生命科学部環境生命科学科卒業(環境応答生物学研究室、現環境応答植物学研究室)
平成20年 大学院生命科学研究科修士課程修了 (環境応答生物学研究室、現環境応答植物学研究室)
日本製紙株式会社 勤務


 製紙会社と聞くとみなさんは何を思い浮かべますか?私たちは名前の通り紙を製造しています。ただ紙といっても印刷用紙、新聞用紙、家庭紙と様々な種類の紙が存在します。私は入社以前、紙の原料が木材であることは知っていましたが、紙ができるまでの過程に、木材以外のものも使用されているということに驚きを感じました。木材以外のもので代表的なものは、填料といわれる無機鉱物になります。この無機鉱物は紙の白さや不透明さを出すために欠かせないものとなっています。私は現在、この無機鉱物の研究に携わっています。紙で使用する無機鉱物はもちろんですが、紙以外の用途研究も並行して進めています。そこで求められるものは、柔軟性と発想力です。研究に携わってまだ3年半と短い年月で、自分の発想力の乏しさに心が折れそうになる時もありますが、周りの優秀な先輩たちの良い所を吸収しながら日々仕事に取り組んでいます。プライベートでは、職場の人たちと、ゴルフ、テニス、スキー等に取り組み充実した生活を送っています。
 東薬では、学部生1年生の頃からしっかりと、生物、化学、物理に関する実験知識を学生実習により学び身につけることができます。これら学生実習で培ってきた考察力や発想力が、今の職場で少なからず役立っていることは間違いありません。また、東薬の大きな魅力の一つが、学生と教員との距離が近いことです。学生時代、自分の研究テーマはもちろんですが、就職活動の際も先生たちは親身に相談にのってくださりました。大変感謝しております。今後、就職活動を迎えられる学生さん達は、さらに厳しい状況下に置かれるかもしれませんが、妥協せず、自分の信念を貫いて取り組んでいってほしいと願っております。
 
高分子凝集剤を使って水をきれいにする技術を開発しています












米倉 温 さん
2007年 環境生命科学科(現応用生命科学科)卒業(環境分子生物学、現応用微生物学研究室)
2009年 大学院修士課程修了(環境分子生物学、現応用微生物学研究室)
ハイモ株式会社 湘南研究センター 技術研究所 水処理薬品開発グループ 所属       

 当社は高分子凝集剤を主に扱う化学薬品メーカーです。高分子凝集剤は水中の微細な粒子を凝結させ、塊にする凝集作用を示します。この作用を利用して、汚れた水をキレイにします。公共下水処理や様々な工場の排水処理に使用されています。
 また、凝集剤は製紙業界でも活躍しています。紙の製造時に、製紙原料の処理剤、パルプ等の歩留剤、という高機能性高分子として使用されています。更に凝集剤の技術を応用して、シャンプー用のポリマーやダイラタンシー性が付与されたポリマー、電気泳動ゲル、土木作業用薬剤等、多種多様なポリマーの研究・開発を行っております。
 当社の研究部門は開発研と技術研に分かれており、開発研はポリマーの研究、技術研はポリマー効果の研究を行っております。私は技術研に所属しており、使用面からポリマー開発を行っております。日本全国の工場や下水処理場から出る排水にどのようなポリマーが適合するのか机上試験を実施したり、実際に現場に出て開発品の効果を確認したりしています。ポリマーの凝集機構に関しては未知の部分が多く、研究対象として面白みを感じています。
 高分子凝剤の研究は、有機化学や高分子化学に分類され、ポリマーの重合反応などの専門知識は皆無でした。しかし、学部生時代に幅広い分野が必修科目であったことが幸いし、異分野への対応も比較的スムーズでした。ポリマー処方の考案、効果不良の原因究明の際には、研究室で学んだ理論的な考え方や実験への取り組み方が活かされています。海外のポリマーメーカーとのミーティングもあり、東薬での実践的な英語の授業も役立っています。日々真理を追究する点では学生時代と同様ですが、企業では、目先の利益も重要になります。その中で未来を見据えた研究をするのは大変な仕事ですが、やりがいは大きいと感じています。
 ハイモ株式会社は水と密接に関わる企業です。「水」は全ての生物にとってなくてはならないもので、学生時代の研究対象だったミジンコにとっては特に必要不可欠です。ミジンコは周囲の環境の変化に敏感に反応し、様々な応答をします。人が成長していく上でも周囲の環境は大切です。東京薬科大学では素晴らしい先生方、仲間たちと出会い、貴重な時間を過ごす事ができ、自然も豊かで最高な環境だったと思います。
 
『学びの基本』と『考えることの大切さ』

五十嵐さん

五十嵐 章裕 さん

2003年 環境生命科学科(現応用生命科学科)卒業(生態学研究室)
2005年 大学院修士課程修了(生態学研究室)
2006年 大学院博士課程中退(生態学研究室)
アイメックス株式会社 研究開発センター、技術部 勤務

 弊社は、粉砕機・分散機・混練機などの湿式粉砕分散機の専門メーカーです。その中でもビーズミルと呼ばれる粉砕分散機は、原料をミクロンナノオーダーの粒子へと粉砕分散するための装置で、多くの分野で採用されています。ファンデーションには酸化亜鉛や酸化チタン微粒子、携帯電話内のセラミックコンデンサーにはチタン酸バリウム微粒子、紙の表面には炭酸カルシウム微粒子、他にも農薬原体の微粒子化やリチウムイオン電池の電極材料の分散など、皆さんの知らないところで日々稼働しています。

五十嵐さんと粉砕分散機

粉砕分散機です。

 私は研究開発センターと技術部の2つの部を兼務しています。研究開発センターは、文字通り新規製品の研究開発の他に、弊社製品購入前のユーザーの性能評価テスト実施が主業務です。技術部は、性能評価テスト後の具体的な受注案件の設計・製図が主業務です。東薬では生態学研究室に所属して「マイマイガの遺伝子浸透シミュレーション」を行っており、PC操作やマイマイガ飼育と、機械とは無縁の生活を送っていました。入社当初は、全くの異分野の内容から困惑の連続でしたが、今では仕事全体を把握できるまでに成長できました。東薬で学んだ知識・経験は随所で活躍し、「学びの基本」・「考えることの大切さ」はたとえ異分野に進んでも不変であると実感している毎日です。東薬生活の中で身に付く「考える力」と皆さんが持っている「好奇心」は、将来待ち受ける困難を乗り越えるのにきっと大活躍し、明るい未来を切り開くことでしょう。東薬で育まれた知恵と勇気は私の核となって根付いています。皆さんの東薬での大学生活が価値あるものとなり、東薬で学んだことが人生の大きな推進力となることを願っています。

 
生産現場は最高の研究室です

山下さん
山下 治城 さん

平成19年 大学院修士課程修了(環境ストレス生理学、現環境応用動物学研究室)
日本製紙株式会社 生産部 永豊餘造紙(揚州)有限公司 出向

山下さんと中国の工場

ダイナミックな工場の操業現場

 私は、2007年3月に修士課程を修了し、日本製紙株式会社岩国工場で3年間勤務後に、北京に1年間語学留学しました。そして、2012年3月から、業務提携をしている台湾の製紙会社の中国工場(揚州)に派遣されています。ここでの私の仕事は、技術スタッフとして日本の技術経験を生かし、生産工程の問題を見つけ、実際に操業現場で調査し、最善の方法を検討し、改善方法を提案・実施することです。
 世の中に極自然に存在し皆に必要とされている紙を、世界に供給する責任の一端を担っている”実感”が味わえます。紙の生産は24時間休みなく行われ、その工程は複雑でダイナミックであり、意外と人が介入する部分が多くあります。また操業現場では研究室で想定される理論通りにはならないことが多く、様々な現象が起こります。それらを見逃さずに基本原理・原則に立ち返って検証することで、新たな研究開発の種や技術そのもののブレークスルーに繋がることがあります。研究好きの私としては、生産現場は最高の研究室です。
 また操業現場作業は、多くの人と連携を取りながら実際に体を動かして行なわれることが多く、時間を費やし、汗を流してする共同作業は最高の達成感が得られます。体を動かして、大勢の人と一緒に仕事をすることが好きな人には非常におすすめです。でも、とても体力が要りますよ。最後に、この仕事では自分が開発に携わったものが、物としてすぐに日常生活に入ってきます。これこそが日用品の生産現場で働く醍醐味ではないでしょうか。 
 私は東京薬科大学のアットホームな雰囲気の中、自分にとって心から好きだと思える分野を見つけ、時間を気にせずに基礎から最先端までじっくりと学ぶことができました。現在の仕事では、学生時代に身につけた専門的知識を直接活用することはありません。しかし、一つの分野をじっくり深く学ぶことで得られるスキルというのは、新たに他の分野を学ぶことや仕事をする上で必要なことと共通なことが多く、私が仕事をする上でも基礎となっています。
 また学生時代に体育会に所属し、更にその運営に直接携わりました。この経験は組織運営について、決して理論だけではなく、実践経験として今の仕事でとても役に立っています。というのは、今の仕事には多くの人に一緒に動いてもらわなければできないことがたくさんあるからです。
 
大学で学んだ生物学の知識を生かし「弁理士」の資格を取得     

林さん
林 悠子 さん

平成16年 大学院修士課程修了(環境ストレス生理学、現環境応用動物学研究室)
オリンパス株式会社 研究開発知的財産部 勤務

 研究開発知的財産部では、研究開発センターに所属する開発者が研究開発する中で生まれる発明を、特許という権利に結びつける仕事を行っています。 私は東薬で学んだ生物学の知識を生かし、当センターの中でもバイオ系の開発者を知財的な面からサポートしています。特許権は法律に基づく権利なので法律の知識は必須ですが、知財部に配属されるまで全く知識はありませんでした。日々の仕事の中で勉強するうちに、より高度で正確な知識を得たいと考えるようになり、弁理士の資格取得を目指しました。
 仕事をしながら、馴染みのない法律を勉強することは大変でしたが、無事平成23年弁理士試験に合格することが出来ました。試験では選択科目があるのですが、私は東薬大学院を修了していますので、選択免除を受けることが出来ました。
 東薬では研究室で専門性を高めるだけでなく、生命科学の基礎知識を広く学べたと思います。この基礎知識は、知財部として、弁理士として活躍するに当たって、大変役に立っています。
 
一つの分野を深く学んだ経験が現在の私の支えになっている
山下さん

山下 治城 さん

平成19年 大学院修士課程修了(環境ストレス生理学、現環境応用動物学研究室)
日本製紙株式会社 岩国工場 原質部 調成課 勤務

 私の所属する調成課では、原質課が製造したパルプ・炭酸カルシウムを受け取り、製品の紙に求められる性能・性質に合った製紙原料(パルプや様々な薬品)を一定の処方を元に調成(調製・調合・混合)しています。紙の生産工程は複雑にしてダイナミック、操業現場では研究室で想定される理論通りにはならないことが多いのですが、基本原理・原則に立ち返って検証することで、新たな研究開発の種や技術そのものの進歩につながるところに面白さがあります。また、操業現場では多くの人が連携を取りつつ体を動かすことが多く、共同作業による達成感も得られます。
 私は東京薬科大学のアットホームな雰囲気の中、心から好きだと思える分野を見つけ、基礎から最先端までじっくりと学ぶことができました。現在の業務では、学生時代に身に付けた専門知識を活用することはありませんが、一つの分野をじっくり深く学んだ経験は、私が仕事をする上での基礎となっています。
 東薬の生命科学部の魅力は、とてもアットホームであること。学生・教員・職員の距離が非常に近く、本人が望んで行動すれば、本当にいろいろなことができる環境に恵まれています。

 
食品の安全を確保するための研究をしています

鈴木さん
鈴木 忠宏 さん

平成14年 環境生命科学科(現応用生命科学科)卒業(環境応答生物学、現環境応答植物学研究室)
平成19年 東京大学大学院 農学生命科学研究科 博士後期課程修了 博士(農学)
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所  勤務

 私は独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所において研究に従事しています。非常に長い名前のため名乗るのも覚えてもらうのも大変ですので、前半部分は「農研機構」としてこの機会に覚えていただければ幸いです。宣伝ついでとなりますが、食品総合研究所のHPでは食品への放射性物質の影響に関する論文の簡単な要約や関係機関のリンクなども掲載しておりますので、興味があったら訪問してみて下さい。私自身は食品の汚染原因物質であるかび毒の研究に携わっております。これは、パンや餅などで見られるようなかび汚染の研究ではなく、数年前に話題となった事故米騒動のようなかび由来の毒性化学物質汚染に関する研究です。私はその中でもかび毒の細胞への影響を調べています。かび毒の種類は非常に多く毒性も多種多様ですので、今後も精進して研究活動を進めていきたいと思います。
 応用生命科学科(当時の環境生命科学科)に在籍していた当時には、環境応答生物学研究室(現環境応答植物学研究室)において短い期間でしたがラン藻(シアノバクテリア)の代謝経路に関する研究を行っていました。その一年の経験から物質循環に興味を持ち、大学院の研究内容を選ぶ中で他大への進学を決意したので、学部4年時の研究室生活は人生の大きなターニングポイントとなりました。私の研究室の同期や諸先輩方を見回してみると、研究者の道へ進んだ方々もいますが、その他にも実に多彩な進路を選択しています。何がどのように転んで将来に繋がるかは本当に判らないものです。私が言うのも大変恐縮ですが、大学では行動半径も広がりますので、様々な経験を積んで下さい。きっと人生のプラスとなるはずです。東薬はホームグラウンドとして最高の環境が揃っていますので、行動の起点とするには適した場所だと思います。